2018-06-05 『北朝鮮問題・日本と韓国メディアによる(日本・安倍首相は蚊帳の外)論』 「いえいえ日本・安倍首相は高見の見物です」

【ワシントン時事】 2018年6月2日

以下引用

12日に米朝首脳会談=予定通り開催、トランプ氏言明-正恩氏の親書評価

トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と当初の予定通り12日にシンガポールで会談すると明言した。ホワイトハウスを訪れた金英哲党副委員長から正恩氏の親書を受け取った後、記者団に語った。史上初の米朝首脳会談は、トランプ氏がいったん中止を通告するなど曲折を経て、開催される運びとなったが、「完全な非核化」の方式や体制保証で、双方が歩み寄れるかはなお不透明だ。

また、トランプ氏は、非核化受け入れ後の北朝鮮への経済支援について、近隣の日本や韓国、中国が支援するだろうと述べ、「米国が支出する必要はない」との認識を示した。

以上引用

上記の記事での北朝鮮が非核化を受け入れた後の経済支援についてのくだりにて…

いかにも「日本が経済支援する事は当然だ」と言わんばかりの論調で書かれていますが、ホワイトハウス公式発信でのトランプ大統領の発言には、日本が経済支援する事が最早決定事項だとする様な文言は無く、日本の一紙を除く日韓両国のマスメディアが翻訳し、これを読み手側にどちらとも解釈する事が出来る様に小細工を施した日本と韓国メディアによるフェイクニュースが巷間で広まっている事実があります。たまたま上記の記事を引用させて頂いただけでもっと露骨な表現を使っている報道機関がほとんどなのです。朝鮮半島問題でこういった事案が出てくるたび考える事として、そもそも…

【朝鮮戦争に日本は参戦していない】という事実があります。

北朝鮮の非核化は当然我が国も歓迎する事であり完全に非核化させねばなりませんが、米朝会談もまだ開かれていない状況の中で非核化の後の経済支援の話しまで記事になってしまっている事象は非常に軽率であり、無責任であり、そして滑稽なものだと言えます。北朝鮮の日本に対する攻撃宣言などの理由は「日本に米軍基地があり朝鮮戦争時に於いて米国へ後方支援していた事云々・・」としています。また最近では、より過激な表現を用いる様になって来ています。南は南で「隣国の日本は韓国を支援して当然云々・・」と、あいも変わらず到底理解する事が出来ない事を要求して来ます。つい先頃、韓国全経連のお歴々が来日し自民党安倍政権では無く、自民党内の「日韓議員連盟」に名を連ねている親韓派議員の二階氏や額賀氏といった面々に対して土下座交渉でスワップ再開の建議をした事も解っています。

「やはり同じ民族、血は争えないという事です」

当ブログにて何度も繰り返し書かせて頂いておりますが福沢諭吉が100年程前に著した「脱亜論」は正しかったのです。しかし、朝鮮戦争には参戦していませんが、我が国日本は北朝鮮との間に「拉致問題」をも抱えています。

日本の絶対条件は!!

・ 拉致被害者全ての方々の帰国

・ 行方不明となっている全員の消息

・ 拉致に関わった人間全ての逮捕

・ 北朝鮮が発表した拉致被害者の方々の中で死亡したとされている全ての遺骨返還と鑑定

・ 拉致された方々の親族、亡くなられた方々の遺族に対しての謝罪と賠償

これ等が全てクリアされない限り、経済支援どころか、テロ支援国家指定解除は無し。言うまでも無く制裁解除も無しという事です。策士、安倍首相の本領発揮といった流れになっています。シナリオ通りに事が進んでいると見て取れます。米朝会談に於いて、完全で、検証可能な、不可逆的な非核化が成し遂げられるまで、最大限の圧力を維持し続ける事に変わりは無いのです。朝鮮半島が完全に非核化され、拉致問題の解決が済むまで、それこそ「日本は蚊帳の外」で結構「どうぞ御構いなく状態なのです」…!! 日本が支援可能な状況になるには、朝鮮半島の非核化が済み、拉致問題の解決をも済んでから「人道的支援名目」での経済支援となるでしょう。それまでの支援という事についての話しは朝鮮戦争当事国である、北朝鮮、韓国、中国、国連軍代表としての米国となりますが【韓国は休戦締結に調印していませんが、金の絡む問題には積極的に引っ張り出されるでしょう】トランプ大統領は機先を制し、米国からの支援は無しだという事をホワイトハウスから全世界に向けて発信してしまったのです。

流石としか言い様の無い老獪なしたたかさです。日本は、ストックホルム合意にて非核化、拉致問題が解決するまでは経済支援はしないとしており、この事はトランプ大統領も知り得ている事案なのです。そして、最終的には中国と韓国が支援する以外には手の打ち様が無くなり両国は北朝鮮の必要に応じて嫌々ながらも支援せざるを得ない状況となるのです。当ブログのタイトルとした、安倍首相は蚊帳の外と言われて来ましたが、安倍首相は打つ手は全て打ち終え、実際のところ後は相手次第の高見の見物だという事です。安倍首相がトランプ大統領に提言して来た通り、米国は圧力を維持したまま核放棄させる事に専念し、一つとして違える事あらば更に強力な圧力をかける。安倍首相とトランプ大統領の策略(この事案はあくまでも私共の見解ですが・・)により描かれたシナリオが、これ程まで功を奏し完全に思い通りの外交展開にまで持ち込めた案件は、近年では稀に見る外交戦略です。しかし、6月12日迄にはまだ時間があります。予測不可能であるトランプ大統領と、まだ若僧とも言える独裁者金正恩労働党委員長2人の会談です。何が起きるかわからい解らない状況にある事を熟慮の上、万全の態勢で待つ事が極めて重要な事です。そして、12日を迎えどの様な結果となるかは解りませんが現時点での流れ通りに進む事となる様願うばかりです。

いずれにせよ、日米共に一銭も出す事無く非核化と拉致問題を解決する事が出来るところまで漕ぎ着けるとは!!

私共に言える事は何もありません。

【いやはや恐れ入った次第です】

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