2018-07-05 『ヘンリー・キッシンジャー米国元国務省長官』No.2「キッシンジャー氏がいまだに目指す虚構と化した国際社会秩序とは??」

前回、このテーマでの考察をし、数回に分けてアップする事を予定し構想していたところ、新たな重要案件情報が入り、現在書いているものとの間に速報として編入させて頂きました。本テーマと重複する部分が非常に多いため、なるべく割愛して書き進めていくよう考えておりますが、それでも尚重複してしまっている部分に関しましてはご容赦下さい。

それでは…!!

「米国政界の首領」とまで言われ続けて来たキッシンジャー氏がトランプ大統領の外交指南役として今後どの様な世界秩序構図を描いていくのか??…

前回に続いて考えていきたいと思います。

前回でも触れましたが、約1年程前、ロックフェラー財団のトップ、ディビット・ロックフェラー氏が101歳で亡くなりました。彼の死は世界の転換期へ直結する重大な意味を持つものだと言っても過言ではありません。彼の死後、彼の元で共有して来たであろう世界秩序の再構築をキッシンジャー氏はどの様な在り方で実現して行くのでしょう。そのために行使する手段は如何なるものなのか。我が国日本と、特に米国、中国、ロシアを見据えながら書いていきます。

まず、彼の構想、政策における「対日本への見解」と「対中国への見解」からです。米国建国以来の歴代政権の中で最も基盤が脆弱な政権は現在のトランプ政権だと言えます。彼を支持しているのは、言うまでもありませんが彼を支持している有権者、イスラエル、サウジアラビア、米国軍産複合体、そしてキッシンジャー氏なのです。トランプ大統領の就任直後では、彼の勢力にとってペンス副大統領の方が何かと都合が良い事から、マスコミの報道だけ取って見てもトランプ下野への方向感が強かったのですが…!!

気がつけば、キッシンジャー氏が、あっと言う間に大統領特別外交顧問に収まってしまったのです。キッシンジャー氏は、もともとは米民主党クリントン陣営の立場でしたが、トランプ大統領との間に何らかのディール、もしくは双方の利にかなう秘めたるものが交わされたのでしょう。この様な動きを見ても解りますが、米国は共和党でも民主党であろうとも関係ないのです。

これは、大統領さえも同様です。

かなり前だったと記憶していますが、当ブログにて、日本の国体について書かせて頂いた折、同盟国である米国の国体についても触れました。米国の国体は 1 . ユダヤ支配 2 . 中流階級支配 なのです。これを考えれば、米国支配層の考える方向性が見えて来ます。1972年、日本は田中角栄元首相が主導し「日中平和友好条約」へ向けての交渉が始まりました。

そして、難航の末、1978年に両国の間で調印、正式に締結した事は先に書かせて頂いた通りです。「米中国交正常化」は1979年締結という日本より遅れての締結となりました。この締結に対してキッシンジャー氏は大激怒し日本が米国を出し抜き「日中国交正常化」を果たした事だとし「ジャップは最悪の裏切り者」だと絶叫したそうです。結果、田中角栄元首相はおそらく仕掛けられたであろう(確定)ロッキード事件というトラップにより失脚。失脚理由のもう1つは中国案件と並行し、原子力エネルギービジネスの権益を得ようと丸紅等の総合商社と動き出した事からです。日本独自でなし得るエネルギー政策を打ち出したのです。これは日本へのエネルギー供給が可能な国が隣国にあったからだとも言えますが・・

田中元総理は、日本の国益を考えての事からではありますが、自身の権力をより強固なものとするための資金調達手段での権益確保のためだったとも言えるのです。しかし、それは米国の不利益にしかならなかった。と言う非常に解り易い構図でした。そして、田中元首相が親中、親露派の人物であった事も米国は危機感を持っていたのです。勿論、政治には金が物を言う事は誰しもが解りきっている事です。自民党の影のボスへの上納金も調達しなくてはなりません。またもマキャベリ「君主論」の中からの言となりますが「自国を守るために時には悪徳行為も必要だ」と記されている通り…

「綺麗事だけ唱えていたらいつの間にか自国が無くなっていた」・・・!?

上記は極端な話しの1例ですが、当代における世界各国の大多数の指導者、国民も等しく同じ考えのもと、政治や経済、外交など自国に良い影響、実利、国益を得るため日々しのぎを削り苦慮しているのです。現在の日本野党勢が重箱の角を箸で突つく様な稚拙で知性も無い低次元のミクロ話しでは無く、世界的なマクロ視点からでの政治、政策を掲げ、現在の与党自民党と真剣に議論を深め、日本が将来的にその存在価値を世界に示して行かなくてはならない今その時なのですが…

全く持ってせん無き事です。

日本が主権国家として将来的に繁栄の道を歩んで行くためには、自国でのエネルギー供給が不可欠だと判断し、自分の命が危ぶまれる事を承知で行動に打って出たのは、カリスマ田中角栄だからこそ挑む事が出来たのだと当時は皆この様な考えでした。「日本列島改造論」を掲げ自民党総裁選に挑み、そして勝ち取った日本首相の座。日本政界における、学歴派閥「東大閥、慶応閥等の学歴会派」「苦労無き世襲議員」による腐敗構図の中にあり、最終学歴は小学校高等科卒、田中土木建築、社長の肩書きしか持ち得ていなかった人物が突如現れ、日本政界の首領と言われるまで登りつめた怪物田中角栄元総理ですらグローバル金融資本の情報収集には敵わなかったのです。

田中角栄元首相が現在の日本を見た時、一体何を想い、何を考えたでしょう。・・

その中で少なくとも、第2次安倍内閣以降での安倍首相の外交の強かさは当然、絶賛したのではないかと言えます。何故なら両氏共、腐敗しきっている自民党の中にあって尚、他の議員の考えとは異なる日本の国益、そして国民の生命と財産を守るための政治をして来たからこそです。田中元首相と安倍首相が同じ様にマスコミから超絶的なバッシングを受けている(来た)事も、両氏が歴代首相とは違い如何に有能な政治家であるかと言う事の証左なのです。

この見解はあくまで腐敗した自民党の中の議員が、親中、親韓、親露、従米が多く存在する政党だという事を踏まえての事です。残念なのは「敵を作るな!」が口癖だった田中元首相は、米国(グローバル金融資本)を敵にしてしまった事です。米国が、現在に至るまで、支配下に置く全世界の報道機関を駆使し「角栄征伐は聖戦であった」と日本の政治家が頭を上げる事が無い様にと、事ある度に報道し続けさせている事が何よりの証しです。

当時の田中元総理時代からの事です・・

我々には到底理解出来る事ではありませんが、この執拗に続けられる執念とも言える「しつこさ」の手法は、日本の隣国に3ヵ国ほど存在している事は事実であり、多くの方々が認識している大迷惑この上無い事なのです。しかしやはりここでも見え隠れする自民党の影のボスの存在が悪影響を及ぼしているのです。しかし、安倍首相は米国に利用されている事は当然の事として受け止め、逆に米国を利用出来る事は積極的に利用して来ました。しかも、米国に感謝される様に立ち回りながらです。米国は、日本の総理大臣は「能力がある者には絶対に就かせない」そして、世界のエスタブリッシュメントは「能力がある者には絶対に米国大統領には就かせない」米国は建国以来、日本は大戦後以来続けられてきたのです。第2次安倍内閣発足時において、米国政府、ホワイトハウスの見解では「安倍晋三は極右で軍国主義回帰を目指し、米国の絶対的な敵国となり得る危険人物そのものであり、1日も早く首相の座から引きずり降ろさなければならない」と言うものだったのです。

続きは事項にて。

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